主な原因
乳幼児期は鶏卵・牛乳・小麦が多く、年齢とともにピーナッツ・魚卵・甲殻類・果物類などが増えてきます。最新の調査ではくるみ(木の実類)が原因食物の第2位となりました。
食物アレルギー発症機序に経皮感作と経口免疫寛容という考え方があります。
経皮感作とは
皮膚は外からの異物が体内に入るのを防ぐバリアの役割を持っています。しかし、湿疹などでこのバリア機能が低下していると、食物に含まれるアレルゲンが皮膚から侵入しやすくなります。すると皮膚の免疫細胞がその物質を「有害なもの」と誤って記憶してしまいます。その後、実際にその食物を食べたとき、体は「有害なものが入ってきた」と判断し、アレルギー症状が現れるようになります。
経口免疫寛容とは
食べ物を口から摂取することで体がその食物を「安全なもの」と認識し、アレルギーを起こしにくくなる仕組みのことで、腸には食物を害のないものとして受け入れる免疫機能が備わっており、特に乳児期はこの“安全だと学習する力”が高いため、適切な時期に食べ物を摂取することで免疫がその食物を敵とみなさず、アレルギーの発症を抑える方向に働くようになります。

